朝の目覚め。爽やかな日差し。今日も一日頑張ろう!と、目覚めたとき、隣に寝ている子供のシーツが盛大に濡れていて、おねしょにびっくり。という経験はありませんか?しかし、子供だって好きでおねしょをしている訳では無いんです。
寝ているのに、幼児はどうしておねしょをしてしまうのでしょうか?今回は幼児のおねしょについて対策を記載します。
目次
おねしょとは?
「おねしょ」と「夜尿症」は、どちらも眠っている間に無意識に排尿してしまうことですが、「年齢」によって呼び方が変わります。乳幼児期のおもらしは「おねしょ」と呼ぶのに対し、就学前の5~6歳以降も1カ月に1回以上のおねしょが3カ月以上続く場合は「夜尿症」と呼ばれます。
今回は幼児のおねしょ対策について記載をします。ちなみに、幼児とは、児童福祉法第4条第1項で「満1歳以上就学前の者」と定義されており、満1歳から小学校就学までの子供のことをいいます。
おねしょをする幼児をお持ちのママ&パパは、以下の4つの行動を確認しましょう。
(1)寝付いたあとに、実は知らずに起こしている
ママ&パパの生活音で、幼児が夜中に起きてしまっていませんか?夜中に何度も目が覚めると、当然、睡眠リズムが崩れます。そうなると、抗利尿ホルモンの分泌が妨げられ、おねしょをしてしまう事がありますので、まずは幼児が熟睡出来る環境にしてあげましょう。
(2)ママ&パパが成長の遅さに焦りすぎている
おねしょを卒業するタイミングは、子どもによってそれぞれ異なります。先に書いたように小学校入学前であれば幼児ですから、まだまだ赤ちゃんのようなもの。他の子どもと比べて焦る必要はありません。ついつい子どもに「〇〇ちゃんはもうおねしょを卒業したのに」と比較するような発言をしてませんか?些細な発言も敏感に感じるのが子供です。大らかな気持ちで、子どもがおねしょを卒業するのを見守ってあげるのが大切です。
(3)ヒステリーにイライラの感情をぶつけている
「なんで、おねしょするの!」と怒っても、根本的な解決にはなりません。朝の忙しい時間にシーツ交換や布団干しなど気持ちはわかりますが、ママ&パパのイライラを大切な子供にぶつけているだけです。子供は意図的におねしょをしているのではないのです。ここは、ぐっと怒りを飲み込み「大丈夫だよ。昨日はお水を飲みすぎちゃったかな?」ぐらいの感情で子供と接しましょう。まだ幼児なんです。ママとパパの子供でも、ママとパパとは違う別個な人格を持った人間ということを認識しましょう。
(4)なにも無い普段の朝に、褒めてあげていない
子どもはママやパパに褒められるだけで、少しずつ自信をつけていきます。朝起きて、子どもがおねしょをしていなかったら、ベタ褒めでも良いくらい、しっかりと褒めてあげましょう。よく出来たねシール等を使い、子供のモチベーションをあげるのも良い手段です。成功するたびに「すごいね!」と、毎日声掛けを繰り返すことで幼児でも当事者意識が高まり、おねしょをしないような行動。例えば寝る前にお水をたくさん飲んでしまう。みたいな行動を止めるようになりますよ。
今すぐできる幼児のおねしょ対策
おねしょを卒業するためには、日頃の生活習慣を見直すことが大切です。家庭で簡単に意識できる方法をご紹介します。
(1)規則正しい生活を送らせる
不規則な生活は、おねしょを悪化させます。夜更かしを避け、決まった時間に寝かせてあげましょう。共働きで土日にゆっくりしたいママ&パパもいるかと思いますが、朝・昼・晩と決まった時間に食事をとることが生活のリズムを作っていきます。
(2)寝る前に多くの水分をとらせない
眠る前に水分をとりすぎると、どうしてもおねしょをしやすくなります。夕食時以降に飲ませる水分は、夏などの汗をたくさんかく時期を除き、コップ1杯程度が良いかと思います。その代わり、朝起きたらしっかりと水分補給をしてあげてください。
(3)体を冷やさない
気温が低く寒い時は体温が下がるので、体の活動が穏やかになります。体の活動が穏やかになると、抗利尿ホルモンの分泌が抑えられ、腎臓の尿を作る機能のリミッターが解除されて尿が沢山作られる状態になります。さらに、寒いと膀胱が縮んでしまいます。膀胱が収縮することによって、本来よりもおしっこを体が貯める事が出来なくなり、いつもより早めに尿意を感じてしまいます。
(4)寝る前にトイレに行かせる
子供が「おしっこが出ない」と言っていてもトイレに連れて行き、便座に座らせてみましょう。あら不思議。おしっこが出るじゃないですか。さっきまで「おしっこ出ない」と言ってたのに。幼児はまだ尿意の感覚が大人のように形成されていないんです。寝る前に必ずトイレに連れて行くことで、おねしょを予防する事になります。
(5)トイレトレーニングを出来るだけ早く終わらせる
幼児が一人でトイレが出来るように、トイレトレーニングをママやパパはしてあげると思います。このトイレトレーニングを出来るだけ早く終わらせましょう。日中にトイレトレーニングをしてあげて、自らトイレに行くことを覚えさせれば、自然に夜のおねしょが少なくなってきますよ。このトイレトレーニングを終わらせることがトイトレのプロとしては大切だと思っています。対処療法じゃなくて、根本的な問題の解決になりますからね。
おねしょをしなくなる最大のメリットは、おむつ代が不要になること
おねしょをしてしまうのを恐れるあまり、おむつを履かせているママやパパは多いかと思います。3歳を超えるとオムツもBIGサイズしか売っていませんので、枚数は少ない割に値段はあがってくる傾向にあります。ためしに、この記事を執筆時点(2019年1月)のアマゾンでのBIGサイズのオムツを調べてみました。
オヤスミマン 夜用パンツ ビッグ以上 (13~25kg) 男の子 22枚 https://www.amazon.co.jp/dp/B001H54EZO/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_.QFqCbYNZE352
値段は22枚で1,336円。つまり1枚単価は60円もします。22枚しかないので、1か月はもちません。このおむつ代、わずか3か月で4,008円にもなります。4,000円もおむつにお金を使うのは、ちょっと勿体ないですよね。
おねしょ対策には、トイトレ専用の踏み台を用意すること
おねしょ対策に有効なのは、ずばり、トイレトレーニングを終わらせる事です。いったい、どんなことをすればいいのでしょうか?
ネットには様々な情報があり、牛乳パックで踏み台を自作している人がいたり、IKEAのプラスチックの踏み台を使っている人もいました。しかし、そういう踏み台は安定感は無さそうでちょっと不安。専門の踏み台は無いかと探してみたら、ありました。
この踏み台を販売しているお店はレビューが500件以上もあり、そのレビューを見てみるとどんな家のトイレでも使えそう。値段もおむつ代に比べれば直ぐに元が取れそうな価格でした。トイトレ専門店ならではの安心感もあります。踏み台を検討したことが無い人は、是非、一度見てみてください。
今回はトイトレのプロがこっそり教える「幼児のおねしょ」対策、5つの秘訣という事で、根本的な原因から対策までをお伝えしました。おねしょ対策はトイトレとあわせ、ママとパパが協力して根気よくやり続けることが大切です。焦らず怒らず。子供と楽しくトイトレが出来て、おねしょもしなくなるようになればいいですね。